【怪談】怖い話の作り方を学ぶと説明が上手になる
こんにちは。
だんだんとじめじめと暑くなってくる季節です。
そんな時は、怪談が定番ですよね。
最近は怖い話ブームが来ていて、YouTubeで色んな方が怪談や体験談を話していたり、
怪談の大会が開かれていたりします。
僕は怪談を聞くのが結構好きで、色々聞いているうちに、怪談の作り方というか、話し方みたいなもののテンプレを見つけました。
これで誰でも怪談を作れる!というものですが、
別の視点から見ると、怪談って導入から描写、結論まで綺麗に構成されてるんですよね。
これを日常生活に活かすことで、「なんか面白い話ないの?」という無茶振りに上手に対応できそうです。
怪談の構成:冒頭
怪談の冒頭は「これは〜の話です」のように、話の概要やきっかけを簡単に説明します。
・これはxx年前に実際に私が体験した話です
・これはバイト先のAさんが話してくれた不思議な話です
・~というのはxxで、これはそんなxxにまつわる話です
みたいな感じではじまりまって、ストーリーに引き込んでいきます。
「あ、これからこんな話をするんだな」とイメージさせる導入です。
その後、ストーリーのきっかけになる部分を説明していきます。
・以前、私は~というところに住んでいました。ある時xxで〜(地元で有名な心霊スポットに友達3人で〜)
・Aさんというのは~(霊感があって/怖いものしらずで等)でxx(それを示すエピソード)でした。
こんな感じで、状況を知らない人でもなんとなく人物像や背景を想像できるような内容を話します。
怪談の構成:描写
冒頭の内容から次に描写をします。怪談の肝になる部分です。
どんなに怖い話でも描写が伝わらないと恐怖も伝わりません。
逆に、描写がうまければ怖くない話も怖くできます。
冒頭の後、「いつ、何があって、どうなった」を詳しく説明していきます。
風景や間取り、会話や心情をできるだけ詳しく、かつ時系列に沿って話していくと聞き手が想像を膨らませやすく、恐怖を増幅させることができます。
・AとBが肝試しに行くというので私とCの4人でxxに向かうことになりました
・山に入ると深夜ということもあってあたりは真っ暗で、月明かりだけを頼りに歩いていました。
・xxまでは1本道で迷うはずはない道のりで、5分も歩けば着くはずなんです。ですが、xx分歩いても一向にたどり着かない
・すると、少し先にぼんやりと〜が見えてきました。xxと思い歩いていくとBが「...だ」と言いました。
こんな感じで、少しずつ話を進めていき、「どうなった」の部分を説明します。
なにをみたのか、なにを感じたか、周りの反応はどうだったか、
その後どうなって、どう思ったかを表現すれば立派に怪談です!
怪談の構成:締め
締めとして、想像や考察を入れます。
・あの時みたものはきっと〜だったのでしょう
・恐らくあれはxxだったのではないでしょうか
そして、最後に「〜というお話でした。」と一言でまとめておしまいです。
もしくは、「Aさんが見たものはなんだったのでしょうか」と相手に考察を渡してしまう方法もあります。
おまけ
こんな感じで怪談の構成を見てみると、普段なにかを説明する場面においては怪談の構成を参考にすることで描写が伝わりやすく、わかりやすい説明ができそうです。
怖い話は5W1Hが細かく描写されていることで、聞き手が容易に状況を想像できるから恐怖体験がより怖く感じるんですよね。
でも最近、いろんな怪談が乱雑に生まれすぎていて、構成や描写は詳しく説明しているけど、要約すると何も起きてないし怖くもない、もやっと怪談があったりします。。。
金縛りにあった気がした、夜寝てると影をみた気がした、物音が鳴った、これだけの内容をあたかも超絶恐怖体験のように話しているのを聞くと、ハズレだなって思います。
怪談好きなだけに残念な思いです。。
ネタを集めなきゃいけない怪談師の方の思いを考えると仕方ないよなあと思いつつ・・・。
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